【刺さる】ボカロの病みソング特集
ネット上で公開されているたくさんのボカロ曲。
感情や風景、季節、イベントなどをテーマに、新たな楽曲がどんどん生み出されていますよね。
そしてその中には「病みソング」と呼ばれる作品も数多くあります。
そういう音楽のことを好きな方、けっこう多いんじゃないでしょうか。
気持ちに寄り添ってほしいときに聴いたり、とにかく深く深く考え込みたいときに流したり。
ということでこの記事では、ボカロの病みソングをたっぷりと紹介していきます!
ボカロシーンの深みある世界をのぞいてみましょう!
【刺さる】ボカロの病みソング特集(141〜160)
もぬけのからだMI8k

映像に登場しているナマケモノのような生き物や、人体実験の描写がホラーな作品です。
ベースのフレーズが曲の世界観、深みを増幅させているので、楽器が好きな方にぜひ聴いていただきたいです。
弾いてみたくなるはず。
つづみぐさいよわ

サンリオが手掛けるキャラクタープロジェクト『まいまいまいごえん』。
その登場人物の1人であるライオンをテーマにしているのが『つづみぐさ』です。
こちらではライオンの大切な人を守ろうとする決意や、そこでうまれるかっとうを描いています。
作品のストーリーを知っていると、より共感できるでしょう。
ちなみにタイトルの『つづみぐさ』とは、タンポポの別名なんですよ。
それをふまえて聴くと、いろいろと発見がありそうです。
うわがきいよわ

胸の奥に秘めた思いがあふれ出してしまう、切ない世界観のボカロ曲です。
いよわさんが2024年8月に発表した初音ミクと花隈千冬のデュエット曲で、記憶や感情を「上書き」するというテーマが印象的。
過ぎ去った夏の終わりを象徴する、蝉や波際の香りといった情景描写に引き込まれます。
また、ピアノの音色を軸にした物憂げな曲調に、いよわさん特有の不安定で揺れるようなメロディーが重なり、聴く人の心に深く刺さるんです。
つらい記憶や後悔を抱えている人の心に寄り添ってくれる、そんな楽曲です。
死んでしまったんだ椎乃味醂

現代社会においての「個」についてを描き出した、哲学的なボカロ曲です。
『じゃあ君の思想が死ねばいい』のヒットでその名を知らしめたボカロP、椎乃味醂さんによる作品で、2022年に発表されました。
ダークなEDM、とご紹介するのがわかりやすいでしょうか、その押し迫ってくるサウンドに心がざわつきます。
いつのまにか音量を上げるボタンに手が伸びるはず。
そして、スピード感のあるビートに耳がいきがちですが、裏で鳴っているチルなピアノフレーズにも注目。
途中にはポエトリーリーディングなパートも登場……飽きさせない仕掛けがずい所にほどこされた、ハイセンスな楽曲です。
ひみつ気分なきそ

耳に残るメロディーと独特の歌詞で心を掴む1曲。
なきそさんによるこの作品は、2024年7月にリリースされ、ボカロファンの間で話題を呼びました。
歌愛ユキの歌声が織りなす世界観は、聴く人の心に深く刺さります。
依存心を投影された歌詞は背中がゾクゾクしてしまうような仕上がり。
怖いのに聴き進めてしまう……そういう魅力があるんです。
なきそさんの才能が存分に発揮された本作、ぜひ没入して聴いてみてください。