【刺さる】ボカロの病みソング特集
ネット上で公開されているたくさんのボカロ曲。
感情や風景、季節、イベントなどをテーマに、新たな楽曲がどんどん生み出されていますよね。
そしてその中には「病みソング」と呼ばれる作品も数多くあります。
そういう音楽のことを好きな方、けっこう多いんじゃないでしょうか。
気持ちに寄り添ってほしいときに聴いたり、とにかく深く深く考え込みたいときに流したり。
ということでこの記事では、ボカロの病みソングをたっぷりと紹介していきます!
ボカロシーンの深みある世界をのぞいてみましょう!
【刺さる】ボカロの病みソング特集(211〜220)
ドラキュラとなった男の物語じょるじん

15世紀のルーマニアを舞台にした、ヴラド3世の生涯を描いた壮大な物語。
じょるじんさんによる『ドラキュラとなった男の物語』は、2024年8月に発表されました。
ダークでシリアスなトーンを持つサウンドが特徴的で、ドラマチックなメロディーが聴く人を歴史の中へと引き込みます。
権力と犠牲、愛と残酷さが交錯する物語は、聴けば聴くほど深みが増していくんです。
過去作品『鉄の処女と夢見がちなお姫さま』の続編として位置づけられており、一連のストーリーが展開されているのも魅力的。
壮大な物語を楽しみたい方にオススメの1曲です。
ロヂカリストヒズミ零

圧の強さがたまらない、ハードコアエレクトリックチューンです。
ボカロP、ヒズミ零さんによる楽曲で、2021年に公開されました。
音の壁が押し迫ってくるようなサウンドが魅力。
首をこれでもかと振ってノリたくなります。
そして、トロッコ問題という倫理学の思考実験を題材にした歌詞は、考えさせられる仕上がり。
語気を荒らげる言葉、その一つひとつが心に刺さる、アグレッシブな作品です。
音の海に溺れてしまいたいときにぜひとも。
涙で息をしたsaikawa

悲しめることが、生きているということなんだと歌う、感情が揺さぶられる切ないボカロバラードです。
ボカロP、saikawaさんによる楽曲で、2020年に公開。
軽やかなアコースティックギターのストローク、鳴り響く美しいピアノの音色が聴いていて胸に染みます。
そのサウンドのせいか、歌詞のメッセージ性がより響きますね。
初音ミクのやさしい歌い方も合っていて……涙腺が……。
生きているのがつらいな、なんて考えてしまったときにぜひ聴いてみてください。
エピローグ内緒のピアス

切ない余韻に病みつきになってしまう、独特な魅力を持った曲です。
内緒のピアスさんの楽曲で、2024年9月にリリースされました。
可不の感情のこもった歌声が深みのある世界観を作り出しています。
バンドサウンドを基調にしたダイナミックな曲調が魅力の一つ。
大切な人との別れを描いた歌詞には、失われた愛や終わりを迎えた関係への深い悲しみが込められています。
物語の終章を象徴するような悲しみが漂う、エモーショナルな作品です。
ギャラリア柊キライ

歌詞とMVのストーリーに思いをはせずにはいられなくなるボカロ曲です。
『オートファジー』『ボッカデラベリタ』などのヒット作で知られている柊キライさんによる楽曲で、2021年に公開されました。
揺れ動くような、ハスキーをさらに推し進めたような調声が柊さんらしいですよね。
それだけでも「もう1度聴きたい!」と思えるほどの魅力があります。
怪しげに鳴る音像ともマッチしています。
作品を考察するのが好きな方ならとくに刺さるでしょう。
博識であるが故、狂気マチゲリータP

病みソングは夜中聴くと、トイレにいけなくなる曲が多いので気をつけてください。
こちらの曲もその中の一つです。
何も知らないようなミクの歌声、先が見えない歌詞、同じメロディーがくり返し流されて、感覚がにぶくなっていく気がしますが、でもびくびくしながら聴いてしまいます。
背後に本当に誰も居ないか確認してお聴きください!
雨を待つ。午後ティー

好きな人、または友だちとの別れのことを思い出して病んでしまう……そんな方にオススメなのがこちら。
ボカロP、午後ティーさんによる疾走感のあるロックナンバーです。
夏の夕暮れのノスタルジーな雰囲気が感じられます。
歌詞の内容と泣きメロがぴたりとハマっていて、たまりません。