【刺さる】ボカロの病みソング特集
ネット上で公開されているたくさんのボカロ曲。
感情や風景、季節、イベントなどをテーマに、新たな楽曲がどんどん生み出されていますよね。
そしてその中には「病みソング」と呼ばれる作品も数多くあります。
そういう音楽のことを好きな方、けっこう多いんじゃないでしょうか。
気持ちに寄り添ってほしいときに聴いたり、とにかく深く深く考え込みたいときに流したり。
ということでこの記事では、ボカロの病みソングをたっぷりと紹介していきます!
ボカロシーンの深みある世界をのぞいてみましょう!
【刺さる】ボカロの病みソング特集(221〜230)
illlovedSOOOO

SOOOOさんによる本作は、2024年6月にリリースさました。
まずはノイズに塗れた音像、ポストインダストリアルな響きが心に刺さります。
ボーカルには鏡音レンをフィーチャーしており、アヴァンギャルドなサウンドの中でもしっかりと存在感を放っている印象。
そして重苦しい歌詞の世界観に感情がめちゃくちゃにされてしまいます。
海外ボカロファンからも注目を集める、必聴な病みソングです。
希うアル

少しホラーチックな世界観で聴く人を魅了しているのが『希う』です。
こちらは新世代ボカロPのアルさんが手掛けた作品。
この曲では彼女の魅力である狂気をおびた歌詞がたっぷり楽しめます。
具体的には深い愛憎模様が描かれているのですが、それをオルゴールのようなサウンドが盛り上げてくれています。
まずはじっくりと聴いて、ストーリーを想像してみてください。
ちなみにタイトルは「こいねがう」と読むんですよ。
強く願うという意味です。
墓友是

人生の終焉を共にするという、病んだ美しさが描き出された作品です。
是さんが2024年7月に発表、ボカデュオ2024への参加曲でした。
狂気的な雰囲気を持ったサウンドアレンジにミクの巻き舌調の歌声加わって、不気味な雰囲気を醸し出しています。
現世のつらさから解放されたいという願望を、ブラックユーモアを交えつつ表現。
独特な世界観が心に染みます。
あなたの中にある孤独や寂しさに、この曲が寄り添ってくれるかもしれません。
ハイドランジア梅とら

ゴシックな世界観のボカロ曲です。
『威風堂々』『虎視眈々』などの作者としても知られているボカロP、梅とらさんの作品で2018年に公開されました。
全てを投げ打ってでも大切な存在を求めている主人公の姿が歌詞につづられていて、その熱量に、思いの強さに怖さを覚えます。
ただそれと同時に切なさも感じる、心が締め付けられるボカロ曲です。
梅とらさんによる別曲『サクラソウ』と関係のある曲なので、ぜひそちらも聴いてみてください。
凡愚isonosuke

isonosukeさんが2024年1月31日に公開したのが、ボカロ曲『凡愚』。
知らないこと、分からないこと、勘違いしていることをテーマに、日常のささいな感情や思考を掘り下げながら、聴く人の心に響くメッセージを込めています。
洗練された音像も引き込まれる理由の一つ。
現代社会における人々の葛藤や内省を呼び起こす、独自の音楽世界をぜひ体感してみてください。
フェノメノンszri

ハイスピードな展開に圧倒される、ハイセンスなボカロ曲です。
szriさんによる楽曲で、2024年2月に発表されたこちら。
ボカコレ2024冬TOP100ランキングで26位にランクインしました。
とにかく出だしから音がどんどん押し寄せてくるようなアレンジがすごいんですよね。
ハードコアなビートに体全体が包み込まれてしまいます。
歌詞につづられている孤独感や葛藤といった主人公の内面まで、その音から感じ取れちゃいます。
【刺さる】ボカロの病みソング特集(231〜240)
ヴァニッシュぐちり

暗い夜に孤独や寂しさを感じる方に聴いてほしいボカロ曲は『ヴァニッシュ』。
ストーリー性が高い楽曲をリスナーに届けるボカロP・ぐちりさんが2022年に制作しました。
ロックとエレクトロニカを取り入れた情熱的なバンドサウンドが印象的ですね。
艶やかでスリリングな夜を描いており、アイロニーを含んだ歌唱を届けるKAITOの歌唱とマッチしています。
どうしても鬱な気分がおさまらない夜にぴったりなロックナンバーです。
「ついつい愛する人のことを考えてしまう……」という方はぜひ聴いてみてくださいね。