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【刺さる】ボカロの病みソング特集

ネット上で公開されているたくさんのボカロ曲。

感情や風景、季節、イベントなどをテーマに、新たな楽曲がどんどん生み出されていますよね。

そしてその中には「病みソング」と呼ばれる作品も数多くあります。

そういう音楽のことを好きな方、けっこう多いんじゃないでしょうか。

気持ちに寄り添ってほしいときに聴いたり、とにかく深く深く考え込みたいときに流したり。

ということでこの記事では、ボカロの病みソングをたっぷりと紹介していきます!

ボカロシーンの深みある世界をのぞいてみましょう!

【刺さる】ボカロの病みソング特集(221〜230)

わたしは異端szri

「自分は周りと違う、どこかおかしいのかも」と、孤独にさいなまれたことはありませんか?

szriさんの作品『わたしは異端』は、そんな胸に突き刺さる痛みを力強く代弁してくれます。

重厚なエレクトロサウンドと鋭いギターが交錯し、UTAU足立レイの人間離れした歌声が孤立感を際立たせる、まさに唯一無二の世界観です。

2025年7月に公開された作品で、コンピアルバムに『アダチアダプタ』に収録。

周りに馴染めず自分を責めてしまう夜、その尖った感情にぴたりとハマります。

螺旋ルボックスSwitch

【オリジナル曲】螺旋ルボックス【IA】(Spiral-Luvox – Official Video)
螺旋ルボックスSwitch

あっという間に曲の世界観に取り込まれます。

童話のようなメロディーと不気味な歌詞に夢中になってしまいます。

同じ旋律がくり返されるのですが、その度にドキドキしてしまい「螺旋」という言葉が入ったタイトルの意味が、心に刺さる気がします。

「ルボックス」とは抗うつ剤として処方される薬の名前です。

Whisper Whisper WhisperAzari

ダークな世界観の曲を多く手掛けているAzariさん。

彼がflowerと歌愛ユキを使って制作したのが『Whisper Whisper Whisper』です。

曲中では聖書を思わせる単語を用いて、禁断の関係や罪悪感を描いています。

比ゆに富んだ歌詞なので、聴いていると想像がふくらんできますよ。

またflowerと歌愛ユキが別の人物の気持ちを歌っているのか、それとも同一人物の2面性を描いているのか、という点にも注目して見てください。

ドラキュラとなった男の物語じょるじん

ドラキュラとなった男の物語/じょるじん
ドラキュラとなった男の物語じょるじん

15世紀のルーマニアを舞台にした、ヴラド3世の生涯を描いた壮大な物語。

じょるじんさんによる『ドラキュラとなった男の物語』は、2024年8月に発表されました。

ダークでシリアスなトーンを持つサウンドが特徴的で、ドラマチックなメロディーが聴く人を歴史の中へと引き込みます。

権力と犠牲、愛と残酷さが交錯する物語は、聴けば聴くほど深みが増していくんです。

過去作品『鉄の処女と夢見がちなお姫さま』の続編として位置づけられており、一連のストーリーが展開されているのも魅力的。

壮大な物語を楽しみたい方にオススメの1曲です。

解独剤黒うさぎ

心の奥にしまい込んだ孤独感に、そっと触れてくれるようなナンバーです。

ボカロP、黒うさぎさんによる作品で、2025年9月に公開されました。

この楽曲は、影のあるエレクトロサウンドと、歌愛ユキのはかなげな歌声が絶妙に溶け合い、聴く人の内面を揺らします。

孤立した心に処方される薬がテーマで、誰にも言えない葛藤や寂しさを代弁。

静かに物思いにふけりたい夜に、じっくりとひたってみてください。

スカッと爽快罪草

𝑭𝒆𝒆𝒍𝒊𝒏𝒈 𝑹𝒆𝒇𝒓𝒆𝒔𝒉𝒆𝒅
スカッと爽快罪草

『スカッと爽快』というタイトルでありながら病みソングとしてご紹介するということはつまり、その言葉のイメージとはギャップがある、ということ。

ダークな作風で知られているボカロP、罪草さんの楽曲で、2024年6月に公開されました。

荘厳なコーラスワークが耳に残る「いけないものを見てしまった」気持ちになれるボカロ曲です。

主人公はどうして『スカッと爽快』な気分なんでしょうね……MVと見合わせながら、ぜひそのストーリーに思いを馳せてみてください。

【刺さる】ボカロの病みソング特集(231〜240)

空っぽのメロディーうみくん

空っぽのメロディー feat. 可不 / うみくん
空っぽのメロディーうみくん

本当の愛とはなんなのか……孤独を感じて苦しいときに、この曲が寄り添ってくれるかもしれません。

歌い手、YouTuberとして活動している、うみくんさんによる楽曲で、2021年に発表。

ほぼ同時にリリースされたアルバムの表題曲でもあります。

透明感、奥行きのあるサウンドアレンジが特徴。

そして後半にかけて盛り上がっていく展開に、感情が揺さぶられます。

また、可不のふるえるような歌い方が歌詞のメッセージ性と合っていて、これでもかと刺さるんです。