【刺さる】ボカロの病みソング特集
ネット上で公開されているたくさんのボカロ曲。
感情や風景、季節、イベントなどをテーマに、新たな楽曲がどんどん生み出されていますよね。
そしてその中には「病みソング」と呼ばれる作品も数多くあります。
そういう音楽のことを好きな方、けっこう多いんじゃないでしょうか。
気持ちに寄り添ってほしいときに聴いたり、とにかく深く深く考え込みたいときに流したり。
ということでこの記事では、ボカロの病みソングをたっぷりと紹介していきます!
ボカロシーンの深みある世界をのぞいてみましょう!
【刺さる】ボカロの病みソング特集(231〜240)
希うアル

少しホラーチックな世界観で聴く人を魅了しているのが『希う』です。
こちらは新世代ボカロPのアルさんが手掛けた作品。
この曲では彼女の魅力である狂気をおびた歌詞がたっぷり楽しめます。
具体的には深い愛憎模様が描かれているのですが、それをオルゴールのようなサウンドが盛り上げてくれています。
まずはじっくりと聴いて、ストーリーを想像してみてください。
ちなみにタイトルは「こいねがう」と読むんですよ。
強く願うという意味です。
私より大切な人罪草

あなたはパートナーに浮気されたら、どうこう行動を起こしますか?
ボカロP罪草さんによる楽曲で、2023年に公開されました。
歌詞を追えば、いったい何があったのか理解できると思います。
ゆったりしていたテンポが急に速まったり歌声が感情的になったり、サウンドでも主人公の心情を表現していて、いつのまにか世界観に没入、耳が離せなくなってしまいます。
ドラマ性の高い作品なので、このまま映像化なんかも出来ちゃいそうですね。
喰らい憑いて頂戴hiroki

迫力のある低音をウーファーで鳴らしたくなりますよ!
ボカロP、hiroki.さんによる楽曲で、2022年に公開されました。
終始、ダブステップなどにも通じる厚く重いサウンドなんですが、途中EDM的な開放感のある展開も。
クラブやフェス会場で聴くとテンションがめちゃくちゃ上がりそうですね!
歌詞の意味合いを深く考えたり音色の一つひとつを追うより、まずは大きな音量にして楽しんでみてほしい、ダイナミックなボカロ曲です。
可哀想はカワイイ♡みつあくま

孤独感や不安を現代的な視点で鋭くえぐる作品です。
みつあくまさんの楽曲で、2024年9月にリリースされました。
ポップサウンドと裏腹な、承認欲求や自己肯定感の欠如をテーマにした歌詞が胸に刺さります。
ネット社会への批判的な視点と、その中で生きる若者の苦悩が垣間見える内容。
初音ミクのハスキーな歌声がまた、主人公の孤独をより際立たせていますね。
現代を生きる人々の心の奥底にある感情を掘り起こす、中毒性の高いボカロ曲です。
大嫌いotetsu

デスサウンドが響く病みソング。
誰もが抱く怒りや心の悲痛な叫びを、独特な音像に乗せて伝えてきます。
聴くのには勇気のいる曲ですが、一度聴くとその世界観に一気に引き込まれます。
表現にグロテスクな部分があります。
そういうのが平気な方はぜひ聴いてみてください。
映えない鬱P

いつのまにか「映える」ことに飲まれてしまっていませんか?
メタル、ラウドな音楽性が支持されているボカロP、鬱Pさんの楽曲で、2021年に公開されました。
重く、壮大なサウンドアレンジに圧倒されます。
巻き舌なボーカルワーク、エネルギッシュなギターソロもかっこいいですね!
世の中への風刺と自虐が詰め込まれた歌詞は共感性の高い仕上がり。
何が「映え」で何がそうじゃないのか……そんなことを考えさせられる、メッセージ性の強いボカロ曲です。
DAFT⌘ハイノミ

この曲を存分に味わうためには音量を上げるのが吉!
ボカロP、⌘ハイノミさんによる作品で、2022年にリリースされました。
うねるベースに不安定なピッチライン、ホーンセクションの大人っぽいフレーズなどが登場し、聴き飽きない仕上がり。
サビの爆発力、踊り出したくなる展開もグッドです。
自分が生きる世界のことをわざわざ「素晴らしい」と表現し皮肉る……そういう病みソング的要素もしっかりとあります。
とかく中毒性の高いボカロナンバーです!





