【刺さる】ボカロの病みソング特集
ネット上で公開されているたくさんのボカロ曲。
感情や風景、季節、イベントなどをテーマに、新たな楽曲がどんどん生み出されていますよね。
そしてその中には「病みソング」と呼ばれる作品も数多くあります。
そういう音楽のことを好きな方、けっこう多いんじゃないでしょうか。
気持ちに寄り添ってほしいときに聴いたり、とにかく深く深く考え込みたいときに流したり。
ということでこの記事では、ボカロの病みソングをたっぷりと紹介していきます!
ボカロシーンの深みある世界をのぞいてみましょう!
【刺さる】ボカロの病みソング特集(241〜250)
椿に酔う。るーぱあP

一途さが怖い、と思ってしまうかもしれません。
ボカロP、るーぱあPさんの3作目で2021年に公開。
ボカロイベント『The VOCALOID Collection ~2021 Spring~』参加曲です。
レトロな雰囲気ただようロック調の作品で、サウンドはとてもノリの良い仕上がり。
ただ歌詞につづられている、主人公が抱く好きな人への思いからヤンデレな匂いが。
切なさと危うさをあわせ持った、とても中毒性の高いボカロ曲です。
造花の距離感なぎさ
テクノポップに乗せて、心の不安定さや、愛されないことのつらさ、生きたくはない、でも死にたくはないという複雑な心境を歌っています。
はっきりしないもやもやとした感情によってむしばまれる気持ち。
誰もが一度は感じる思いを、巧みな言葉選びで表現しています。
クワイエットszri

さみしいと感じた経験は誰にでもあるのではないでしょうか。
その時の心境をリアルかつダークに描き出しているのが『クワイエット』です。
こちらはボカロPのszriさんが、ボカコレ2023夏ルーキーの参加曲として手掛けた楽曲です。
音程が上下する激しいサウンドにのせて、超早口の歌唱が披露されています。
そのボカロならではといえる早口の歌唱は、感情があふれ出すのを表現しているようでもあります。
ぜひ歌詞を確認しつつ聴いてみてください。
私より大切な人罪草

あなたはパートナーに浮気されたら、どうこう行動を起こしますか?
ボカロP罪草さんによる楽曲で、2023年に公開されました。
歌詞を追えば、いったい何があったのか理解できると思います。
ゆったりしていたテンポが急に速まったり歌声が感情的になったり、サウンドでも主人公の心情を表現していて、いつのまにか世界観に没入、耳が離せなくなってしまいます。
ドラマ性の高い作品なので、このまま映像化なんかも出来ちゃいそうですね。
リフレクトyukkedoluce

自分への嫌気を、鏡の中に映る自分に対して訴える曲です。
自分の無力さ、居場所のなさを歌っています。
現代を生きることへの虚無感に共感することでしょう。
人には言えない自分への怒りがつまった、ボカロの名曲です。
【刺さる】ボカロの病みソング特集(251〜260)
サンセットラブスーサイドマチゲリータP

タイトルが示している通りヤンデレ曲です。
もてあそばれた少女がヤンデレになるという曲なのですが、かっこいいロックの音色に合わさってどこかサッパリと耳に流れます。
放課後の校舎、セーラー服の少女、心中、と鮮やかな光景が目に浮かびます。
kitchen尾北ねむ。

社会人になって一人暮らしをしている方が聴けば、とくに刺さるものがあるかもしれません。
ボカロP、尾北ねむさんによる楽曲で2022年に公開されました。
ミドルテンポで展開していくギターロックナンバーで、バンドサウンドを包み込むストリングスとピアノの音色が耳に残ります。
そして「自分が子供の頃思い描いていた大人になれていない」そういう焦燥感をリアルに映し出した歌詞が、胸に来るんです。
この作品があなたの孤独な気持ちに寄り添ってくれるかもしれません。