【刺さる】ボカロの病みソング特集
ネット上で公開されているたくさんのボカロ曲。
感情や風景、季節、イベントなどをテーマに、新たな楽曲がどんどん生み出されていますよね。
そしてその中には「病みソング」と呼ばれる作品も数多くあります。
そういう音楽のことを好きな方、けっこう多いんじゃないでしょうか。
気持ちに寄り添ってほしいときに聴いたり、とにかく深く深く考え込みたいときに流したり。
ということでこの記事では、ボカロの病みソングをたっぷりと紹介していきます!
ボカロシーンの深みある世界をのぞいてみましょう!
【刺さる】ボカロの病みソング特集(251〜260)
こどものらくえんサドヤ

タイトルと曲、そのギャップにやられてしまいます。
ボカロP、サドヤさんによる楽曲で、2022年10月に発表されました。
すべての音色が不穏で、可不のノイズがかった歌声とぴたり合致。
この暗くて重くて怖い曲調、好きな方は多いでしょう。
イラストと実写を織り交ぜた不気味なMVがまた、世界観に深みを与えているんですよね。
(ここからどんな物語が始まるんだろう……)そういう「先が見てみたい」という感覚になるボカロ曲です。
【刺さる】ボカロの病みソング特集(261〜270)
BADDIE BUDDY BUNNYSumia

ドロドロとした愛情を表現しているのがSumiaさんの『BADDIE BUDDY BUNNY』です。
こちらではflowerが男性側のパートを、初音ミクが女性側のパートを歌っています。
そして、その内容は世の中に絶望している男女が自暴自棄になりつつも愛し合う様子を描くというもの。
他にはないダークかつ妖艶な世界観が魅力の作品です。
また疾走感のあふれるサウンドが、2人が暴走する様子を表現しているともとれます。
正体Riei

「本当の自分ってなんだろう」とくに中高生の方なら悩んでいるんじゃないでしょうか。
その気持ちに寄り添ってくれるのが、こちらの楽曲。
ボカロP、Rieiさんによる作品で2022年に公開されました。
バンドサウンドとピアノの音色が調和した、胸がぎゅっと締め付けられるロックバラードです。
その曲調に初音ミクの真っすぐな歌声が映えていて、聴いているうち自然と涙腺が緩みます。
確実な答えを追い求めるよりもまずは、この曲を聴いて心を落ち着けてみませんか。
ジャックコーク他人事

ノイジーなボーカルワークに引き込まれますね。
ボカロP、他人事さんによる楽曲で、2021年に公開されました。
圧が強くてオシャレな音像にハマってしまいます。
これぞ「スタイリッシュ」といった仕上がりですね。
サーチュレーションのかかった歌声ともぴたり合っていて、リピート必至。
歌詞はどこか攻撃的で、心臓にグサッと刺さるようなすごみがあります。
病みソングとしてご紹介していますが、聴き終わるころには「私もやるぞ!」という気分になってしまう、エモーショナルな作品です。
エタニティ⌘ハイノミ

「誰にも言えない本音をかかえている……」という方にオススメしたいボカロ曲は『エタニティ』。
美しくもトゲのある楽曲でリスナーをとりこにするボカロP、⌘ハイノミさんが2022年に制作しました。
華やかでダイナミックなエレクトロサウンドが響きます。
多数派に対して問いかけるメッセージに共感する方も多いでしょう。
透きとおる心を現した爽やかなメロディーと可不の歌唱がみごとにマッチ。
少数派がかかえる孤独や寂しさを優しくつつみこむナンバーです。
あけて罪草

2024年11月に発表されたこの作品は罪草さんの得意とする、狂気に満ちた世界観を描き出されています。
扉を開けてと語りかけられる怖さ、閉ざした心を無理やりこじ開けようとしてくる存在……背筋がゾクゾクしてしまいます。
ダイナミックな展開を見せるサウンドアレンジもまた、曲の雰囲気とマッチ。
一度ハマれば抜け出せなくなる、罪草さんワールド全開です。
ぜひご自身の耳でホラー感を味わってみてください!
侵食する世界くらいはると
砂嵐のようなノイズ、くり返される高音に狂気を感じる1曲。
楽器としてのボカロ、GUMIの声にゾクゾクさせられます。
聴いている側の呼吸、心臓が操られているような感覚はまさに「世界」を「侵食」されているようで、たまらなくなります。