【刺さる】ボカロの病みソング特集
ネット上で公開されているたくさんのボカロ曲。
感情や風景、季節、イベントなどをテーマに、新たな楽曲がどんどん生み出されていますよね。
そしてその中には「病みソング」と呼ばれる作品も数多くあります。
そういう音楽のことを好きな方、けっこう多いんじゃないでしょうか。
気持ちに寄り添ってほしいときに聴いたり、とにかく深く深く考え込みたいときに流したり。
ということでこの記事では、ボカロの病みソングをたっぷりと紹介していきます!
ボカロシーンの深みある世界をのぞいてみましょう!
【刺さる】ボカロの病みソング特集(281〜290)
四十九日シャノン

孤独や寂しさを感じる方の心に寄りそうフレーズが響く『四十九日』。
主にGUMIを使用した楽曲を手がけるボカロPのシャノンさんが2022年に制作しました。
ラップ調で展開する歌詞をふんわりとつつみこむピアノの音色が印象的。
誘いこまれるような作品の世界観が特徴で、美しくも切ない物語が展開します。
誰かが語りかけているような、自分自身と向き合っているような深みのあるメッセージが受け取れるでしょう。
初音ミクとGUMIの歌唱による豊かなハーモニーに耳を傾けてみてくださいね。
ノートリアスてにをは

ゲーム、漫画などメディアミックス展開されている『まいまいまいごえん』の関連曲です。
『ヴィラン』の大ヒットでも知られているボカロP、てにをはさんによる楽曲で、2023年3月に公開。
『まいまいまいごえん』登場キャラ、アキを題材に制作されました。
芸術肌な言動の多い彼女ですが……詳しくは言えませんが、ストーリーを知っているなら歌詞を読むだけでも来るものがあるんじゃないでしょうか。
オシャレかつ病んだ雰囲気の曲調にひかれる、ゾクゾクするボカロ曲です。
白紙の言葉大沼パセリ

自分という存在に対しての不安定さを感じたときに、ぜひ。
スタイリッシュな音楽性を武器にシンガーとして活躍している大沼パセリさんによるボカロ曲で、2019年に公開されました。
淡々としたメロディーライン、軽やかなリズムとサウンド、呟くような歌声なのにこの、どこまでも続く曲の深み、厚みはなんなのでしょうか。
どうしても目、耳が離せなくなる世界観です。
じっくりと聴けば聴くほどに心に刺さる、ハイセンスなボカロ曲です。
痛いの痛いの飛んでいけkyiku

人と人との距離感を描き出した、スタイリッシュなボカロ曲です。
ボカロP、kyikuさんによる『痛いの痛いの飛んでいけ』は2023年3月にリリースされた作品。
ボカコレ2023春のルーキーランキング参加曲でした。
洗練されたビートにキレのあるギターフレーズ、パキッとしたベースライン合わせたミクスチャーロックナンバーです。
音像の組み上がり方がめちゃくちゃにハイセンス、ハイクオリティ。
そこにダウナーな世界観を持った歌詞がしっかり映えています。
厭世という名の病蟲の知らせ

蟲の知らせさんが公開した『厭世という名の病』も要チェックですよ。
タイトルにある「厭世」とは、「世の中をイヤなものと思うこと」という意味の言葉。
そして曲中では男性が恋をし人生の素晴らしさに気が付くものの、紆余曲折を経て人生がイヤになってしまうまでを描いています。
その切なくもミステリアスな物語に心をつかまれます。
主人公の男性がどうなったのか、彼に何があったのか想像をふくらませてみましょう。
MVを見るとそのヒントが得られそうです。
LOVE&POPS飽海

タイトルからは想像できない作品かもしれません。
『Angel』の大ヒットでも知られるボカロP、飽海さんによる楽曲で、2023年6月にリリース。
『LOVE&POPS』とてもピースフルな名付けですが、曲調と歌詞は重め。
現代社会の影に切り込むような、退廃的なリリックが刺さります。
うごめくベースラインに笑い声が絡むアレンジには背中がゾクゾク。
クールかつダークな世界観を持つこのボカロ曲から、離れられなくなりますよ。
姑獲鳥kojika

ボカロPのkojikaさんが手がけた楽曲で、2024年10月に発表されました。
ポストロックな曲調と初音ミクのブレス多めなボーカルが印象的で、そのエモーショナルなサウンドスケープに引き込まれます。
また、嫌悪感、鬱屈とした心情をこれでもかと詰め込んだ歌詞世界も特徴。
心に闇を抱えている時、現実逃避したい気分の時にぴったりです。
ヘッドホン、イヤホンでじっくり聴くのがオススメ。