【刺さる】ボカロの病みソング特集
ネット上で公開されているたくさんのボカロ曲。
感情や風景、季節、イベントなどをテーマに、新たな楽曲がどんどん生み出されていますよね。
そしてその中には「病みソング」と呼ばれる作品も数多くあります。
そういう音楽のことを好きな方、けっこう多いんじゃないでしょうか。
気持ちに寄り添ってほしいときに聴いたり、とにかく深く深く考え込みたいときに流したり。
ということでこの記事では、ボカロの病みソングをたっぷりと紹介していきます!
ボカロシーンの深みある世界をのぞいてみましょう!
【刺さる】ボカロの病みソング特集(271〜280)
kitchen尾北ねむ。

社会人になって一人暮らしをしている方が聴けば、とくに刺さるものがあるかもしれません。
ボカロP、尾北ねむさんによる楽曲で2022年に公開されました。
ミドルテンポで展開していくギターロックナンバーで、バンドサウンドを包み込むストリングスとピアノの音色が耳に残ります。
そして「自分が子供の頃思い描いていた大人になれていない」そういう焦燥感をリアルに映し出した歌詞が、胸に来るんです。
この作品があなたの孤独な気持ちに寄り添ってくれるかもしれません。
自分さえ信じてやれずにヘルニア

心が病んでいる時は、どうしても自分に自信が持てなくて心がますます疲れてしまう、なんてことも。
そんな時に聴いて欲しいのが、ヘルニアさんの『自分さえ信じてやれずに』です。
この曲の歌詞では、周りと同じことができずに病んでいた主人公が登場するのですが、それに自分を重ね合わせてしまう人は多いのはず。
自分で自分を信じることが立ち直る第一歩ですよ。
ネクロATOLS

ボカロPのサツキさんが手掛けている『後遺症、備忘録、時限爆弾』。
こちらは心の闇をじっくりと描いた作品です。
前半は近未来的なサウンドに乗せて、陰鬱な様子が描かれます。
そして後半からは転調し激しいサウンドに、クライマックスは超高速の歌唱が披露されるという構成に仕上がっています。
タイトルや、初音ミクと歌愛ユキの歌い分けに込められた意味を考えつつ聴いてみてください!
ちなみに後半はかなり早口なので、初めは歌詞が表示されるMVで聴くのがオススメです。
ダウナPolyphonicBranch

タイトル通り、とてもダウナーなボカロ曲です。
メジャーデビューも果たしているボカロP、PolyphonicBranchさんによる楽曲で、2020年に公開されました。
イントロからしてダークな雰囲気がただよってきます。
しかしサビのキャッチーさはばつぐんで、ノリノリで聴けますね。
自分で歌いたくなってくる、語感のいい歌詞の言葉選びも魅力の一つ。
ネガティブな感情がつづられていますが、でもこの気持ち共感してしまいますね。
しあわせjohn

大切な人を思うからこそ、ついつい気持ちが重くなってしまう方に聴いてほしい曲は『しあわせ』。
DJイベントを手がけるなど、幅広い音楽活動をおこなうjohnさんが2022年に制作しました。
重低音が響くエレクトロニカと星界のメカニカルな歌声がマッチ。
さまざまな困難を乗りこえてきたパートナーの心に寄りそう、切なくも温かいメッセージが描かれています。
情熱的な展開をみせるサウンドとともに、愛する人への思いがあふれるナンバーです。
ダークな世界のなかで、必死にサバイブする二人の姿を思い浮かべて聴いてみてくださいね。
ダアティミストユギカ

どうしても心が病んでしまう時に聴いてほしいボカロ曲は『ダアティミスト』。
ダークな雰囲気を持つ楽曲制作を得意とするボカロP・ユギカさんが2022年に制作しました。
疾走感のあるピアノサウンドに刻まれる独自のボーカルが印象的ですね。
シャウトやデスボイスを想像させるディープな低音ボイスが響きます。
むくわれない愛情を描いた切ない歌詞にも胸が熱くなるでしょう。
大人っぽい雰囲気を持つ鳴花ミコトの魅力が詰まったナンバーです。
ついつい考え込んでしまうディープな夜に聴いてみてくださいね。
不出来物⌘ハイノミ

ぞわっとするような曲が聴きたいという方には『不出来物』もオススメですよ。
こちらは2021年にデビューしたボカロPの⌘ハイノミさんが発表した楽曲。
混とんとした印象の激しいサウンドと、重音テトを使った高音での歌唱が特徴です。
そして、歌詞は吹き出物をつぶす様子を描く内容に仕上がっています。
吹き出物や、そこから飛び出す液体が何を指しているのか想像力を掻き立てられますね。
不穏な印象のMVと一緒に聴いてみてください。