【刺さる】ボカロの病みソング特集
ネット上で公開されているたくさんのボカロ曲。
感情や風景、季節、イベントなどをテーマに、新たな楽曲がどんどん生み出されていますよね。
そしてその中には「病みソング」と呼ばれる作品も数多くあります。
そういう音楽のことを好きな方、けっこう多いんじゃないでしょうか。
気持ちに寄り添ってほしいときに聴いたり、とにかく深く深く考え込みたいときに流したり。
ということでこの記事では、ボカロの病みソングをたっぷりと紹介していきます!
ボカロシーンの深みある世界をのぞいてみましょう!
【刺さる】ボカロの病みソング特集(291〜300)
ミテ・ミテ柊キライ

承認欲求を皮肉っていく、中毒性がめちゃくちゃに高い作品です。
『ボッカデラベリタ』『オートファジー』など影のある作風が支持されているボカロP、柊キライさんの楽曲で、2023年3月に発表されました。
総じて見ればテンポの速いロックナンバーなんですが、しかしその一言では表現しきれないカオスさを持っています。
これをしっかりとまとめ切っているあたり「柊キライさん」って感じがしますよね。
そして、人が自分を見てくれるのを待っている歌詞が痛烈で「ウッ」と胸に刺さります。
フランケン夜抒

ぽつりぽつりとひとり言をこぼすような歌が胸に刺さります。
ボカロP、夜抒さんによる作品で、2022年にリリースされました。
非常にシンプルな音構成だからこそでしょう、歌詞に並んだ言葉一つひとつがダイレクトに届きます。
また指のタッチ感をわざと残したベースラインも特徴。
淡々とした曲調に対して人間味を落とし込み、主人公の心情を表現しています。
夜、孤独感にさいなまれたときにこの楽曲が寄り添ってくれるはずですよ。
ゾートロープ蜂屋ななし

シャレたギターのカッティングを軸として、リズミカルかつメロディアスなベース・ラインが縦横無尽に動き回る、軽やかな響きを持った楽曲……なのですが、痛烈な内容がいかにも今時の若い方々の空気感を切り取っている、といった感じですね。
楽曲を手がけているのは、2020年8月23日、6年という活動に幕を下ろした人気ボカロPの蜂屋ななしさんで、使用ボカロはv flower。
一体誰に対しての歌詞なのか、と考えながら聴いていると、複雑な心境になってしまうかもしれません。
イムドラSumia

ぐいぐいと押し迫ってくる、好戦的なエレクトリックミュージックをぜひとも!
『クレイドル』『RACHE』でも知られているボカロP、Sumiaさんによる作品で、2022年10月に発表。
流れるように展開するサウンド、めちゃくちゃかっこいいんですよ!
ボリュームを上げる指が止まらなくなります。
ハードコアな音像とflowerの淡々とした歌声、その相性もばつぐん。
ダークな雰囲気なので病みソングとしてご紹介はしていますが、テンションを上げるときにぴったりだと思います!
水無月の通り雨ゐろは苹果
1人きりの時って、なぜだかだんだん病んできませんか?
『アイシテナイフ』なども人気の高いボカロP、ゐろは苹果さんによる作品です。
2019年に公開されました。
切なさをかき立てられる和風な雰囲気の楽曲で、聴いていると胸がぎゅっとなります。
クールな歌声がすてきですね。
カルマATOLS

陶酔感のあるエレクトリックサウンドをぜひとも!
独創的な音楽性がファンの心をつかんで離さないボカロP、ATOLSさんの楽曲で2022年に公開されました。
低音の圧に対するキャッチーなメロディーやウワモノシンセのフレーズ、そのギャップのある音像に引き込まれます。
歌詞の世界観や「業」を冠したタイトルも、その曲調で表現されているような気がしますね。
イヤホン、ヘッドホンで聴けばより『カルマ』にどっぷりとひたれるかも。
【刺さる】ボカロの病みソング特集(301〜310)
ザクロイバラナ

愛する人と過ごした大切な時間を思い出して、心がざわめく姿を描いた『ザクロ』。
「花」をモチーフにした楽曲を手がけるボカロPのイバラナさんが2022年に制作しました。
忘れられない過去の恋愛に向けた感情が描かれており、切ない場面が思い浮かぶポエティックな作品に仕上がっています。
せまりくるようなエレクトロサウンドからも、情熱的な思いが伝わってくるでしょう。
初音ミクの透きとおるような歌声とともに、ピュアな思いを届けるボカロ曲です。
「別れたあとも恋人のことが忘れられない……」という方はぜひ聴いてみてくださいね。