「N」から始まるタイトルの洋楽まとめ
「N」から始まる楽曲の世界では、アメリカのマシュメロさん&カリードさんによるダンスフロアを揺らすハウスビート、南アフリカのマッシュビーツさんが紡ぐ重厚なヒップホップ、オーストラリアのINXSが放つセクシーなダンスロックなど、多彩な音楽が奏でられています。
ジャンルや国境を超えて響き合う才能の競演が、あなたの心に新たな音楽体験をもたらすことでしょう。
「N」から始まるタイトルの洋楽まとめ(481〜500)
NakamarraHiatus Kaiyote

「世界一チケットが取りづらいバンド」とも言われていたハイエイタス・カイヨーテ。
メルボルンを拠点に2011年から活動しているネオソウルのバンドです。
音楽性は、ネオソウルにマスロックの要素を加え、変拍子をおりまぜたグルヴィーなサウンドが特徴的です。
メンバーそれぞれの演奏能力は非常に高い評価を受けており、オーストラリアのシーンはもちろんのこと、2000年代から下降傾向にあったネオソウルの人気も、彼女たちの高いパフォーマンスのおかけで、少しだけ人気が再燃しました。
ギターボーカルを担当している、ネイ・パームさんのフロントマンとしての存在感は強烈で、一時期のディアンジェロさんをイメージさせるような圧倒的なオーラに包まれています。
彼女たちの活躍で、トラップミュージックのようにネオソウルも主要な音楽ジャンルになってほしいものですね~。
NANAÊSol Lima

ブラジルで活躍している女性R&Bシンガー、ソル・リマさん。
ブラジルのR&Bは南米ということもあり、軽やかな楽曲が主流なのですが、ソル・リマさんはUSのR&Bに近い、ディープでスロウジャムに近い曲調で楽曲をリリースしています。
そんな彼女の作品のなかでも、特にオススメしたいのが、こちらの『NANAÊ』。
ゆったりとしながらも、ところどころにラテン・ミュージックのエッセンスを感じさせる、スロウで踊れる名曲です。
No Erasin’Steve Perry

伸びやかなハイトーンボイスを武器に、80年代からアメリカのロックシーンの最前線を走り続けてきたシンガー、スティーブ・ペリーさん。
『Don’t Stop Believin’』や『Open Arms』でお馴染みのロックバンド、ジャーニーの初代ボーカリストとして有名です。
こちらで紹介しているのはそんなスティーブさんが2018年にリリースした『No Erasing』です。
明るく伸びやかな高音が夏の青空に響き渡ります。
晴れ渡った空の下でのドライブなどにぴったりな1曲です!
Nick The StripperThe Birthday Party

ザ・バースデイ・パーティーは、ミュージシャンとしての活動のみならず個性派の俳優としても活躍するオーストラリア出身のニック・ケイヴさんがボーカリストとして在籍、ミック・ハーヴェイさんやローランド・S・ハワードさんといった独創的なミュージシャンを輩出した伝説的なポストパンクバンドです。
1977年の結成時はザ・ボーイズ・ネクスト・ドアという名前で活動を開始、1979年にはデビューアルバムとなった『Door, Door』をリリースしてアンダーグラウンドのシーンでその名前をとどろかせます。
この時点では実験的な面もありながらも若さゆえの荒削りなポストパンクといった趣で、ロマンチックでメロディアスな『Shivers』のような楽曲も収録されていますね。
改名後はオーストラリアからロンドンへと移住、強烈なパフォーマンスと退廃的で難解なサウンドを展開するもバンドはロンドンのシーンに幻滅したそうで、その後はオーストラリアに戻って最終的には西ドイツのベルリンへ拠点を移しますが翌年に解散してしまいました。
数年程度の短い活動歴の中で、ザ・バースデイ・パーティーとして発表した3枚のアルバムはどれも冷たい狂気と知性、破壊的な衝動が時にフリーキーに、時にブルージーな表現されたまさに「ニューウェーブ」な音を鳴らしており、ゴシックロックの分野においても多大なる影響を及ぼした作品たちとして評価されているのです。
NubTHE JESUS LIZARD

恐ろしいほどの緊張感、ひりついた空気が支配する強烈極まりない独自のヘヴィネスを追求し続けたザ・ジーザス・リザード。
テキサス出身のメンバーによって1987年に結成され、活動初期の段階でシカゴへと移住、あのニルヴァーナの『In Utero』を手掛けたことでも知られる名エンジニアのスティーヴ・アルビニさんと組んでインディーズシーンにおいて強烈な存在感を放ちます。
アメリカの著名なインディーズレーベル「Touch and Go」にてアルビニさんとともに発表した4枚のアルバムはどれもバンド独自の世界観が生み出した異形のヘビーサウンドが素晴らしく、同時に多くの人が楽しめるような内容とは言えない、まさに90年代アンダーグラウンドな音楽性です。
フロントマンのデヴィッド・ヨウさんによる狂気的なヴォーカル、ロック的なアプローチとは一線を画すポストパンクからの影響も感じさせる変則的なギタープレイ、グルーヴの中心としてサウンドを引っ張るベース、無機質なドラムスによるバンドアンサンブルは今聴いても衝撃的ですね。
メンバーのプレイヤーとしてのスキルも高く、スプリット盤をリリースしたニルヴァーナを始めとして多くのアーティストたちが影響を受けています。
メジャー進出後の2枚のアルバムは比較的聴きやすい作風へとシフトしていますが、それでもバンドの持つ狂気は変わらず、ミリオンセラーを出せるようなバンドではないというメンバー自身の言葉通りの音楽性を貫いたのです。