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【刺さる】ボカロの病みソング特集

ネット上で公開されているたくさんのボカロ曲。

感情や風景、季節、イベントなどをテーマに、新たな楽曲がどんどん生み出されていますよね。

そしてその中には「病みソング」と呼ばれる作品も数多くあります。

そういう音楽のことを好きな方、けっこう多いんじゃないでしょうか。

気持ちに寄り添ってほしいときに聴いたり、とにかく深く深く考え込みたいときに流したり。

ということでこの記事では、ボカロの病みソングをたっぷりと紹介していきます!

ボカロシーンの深みある世界をのぞいてみましょう!

【刺さる】ボカロの病みソング特集(311〜320)

グリーディン柊キライ

グリーディン / 柊キライ feat.flower
グリーディン柊キライ

殿堂入り曲を多く手掛けている柊キライさん。

彼の2ndアルバムから『グリーディン』を紹介します。

こちらは、なんとも独創的な世界観を描いた曲で、人間に優劣などないというメッセージが込められているそうです。

そんな本作は、タイトルのフレーズを繰り返す歌詞が印象的で耳に残ります。

ちなみに「グリーディン」は、あいさつを表す「Greeting」とも、強欲を表す英語「Greed」をベースにしたオリジナルの言葉ともとれます。

そのまんまそのまんま、そのままずっとそのままきくお

Kikuo – そのまんまそのまんま、そのままずっとそのまま
そのまんまそのまんま、そのままずっとそのままきくお

背筋のゾクゾクが止まらなくなる、アーティスティックなボカロ曲です。

海外の音楽ファンからも注目を集めているボカロP、きくおさんの楽曲で、2023年8月に発表。

オンライン講座サイトColosoで制作過程が公開されている作品です。

牧歌的でありながら影があって怪しげで幻想的で……言葉では表現しきれない世界観を持っています。

これぞ「きくおさんの音楽」って感じがしますよね。

きくおさんの曲の作り方、気になる方は多いんじゃないでしょうか。

ぜひColosoをチェックしてみてください。

じょうじょうゼリーさかしま

《オリジナルMV》じょうじょうゼリー《初音ミク》
じょうじょうゼリーさかしま

きれいな曲調と不思議な世界観が魅力です。

メロディーの伸ばし方が特徴的ですね。

「ゼリー」というワードのひんやり感、透明感、触感が伝わってくるようです。

軽快なリズムも頭に残ります。

後半のオルゴールのような音色にご注目ください。

BLINDNESSjohn

逆衝動Pの名でも知られるjohnさん。

彼がリリースしたアルバム『EXIT TUNES PRESENTS Supernova』に収録されているのが『BLINDNESS』です。

こちらはハイテンポなサウンドに、初音ミクのハイトーンボイスを合わせた1曲。

リズミカルで聴き心地がよい作品ですが、その歌詞は生きづらい世の中を描くハードな内容に仕上がっています。

その苦しく悲しい歌詞は、聴けば聴くほど奥深さを感じられます。

神も救わぬ魂より、神にも成し得ぬ復讐をしとお

神も救わぬ魂より、神にも成し得ぬ復讐を │しとお Vo.vflower・鳴花ヒメ・鳴花ミコト
神も救わぬ魂より、神にも成し得ぬ復讐をしとお

サウンドだけでも壮大なストーリーが見えてくる作品です。

『404:虚像』『一ツ眼リッパー殺人事件』などを手がけたボカロP、しとおさんによる楽曲で、2023年3月に発表。

YouTubeで公開されているボイスドラマ『全知無能の神に代わって』のテーマソングとして書き下ろされました。

荘厳な曲調と意味深な歌詞がぴたりとハマっていますね。

もちろん曲単体でも素晴らしいですが、ぜひボイスドラマも合わせて。

登場人物たちの関係性を思い描いて聴くと、世界観への理解がより深まります。

【刺さる】ボカロの病みソング特集(321〜330)

純情パパラッチ内緒のピアス

キャッチーなのに怪しくて、キュートなのに怖いラブソングです。

『すれ違いキルヒホッフ』や『シャボン』などを手がけてきたボカロP、内緒のピアスさんの楽曲で、2023年6月にリリースされました。

どこかレトロな雰囲気もあるノリやすいロックチューンで、体が勝手に揺れてしまうような仕上がり。

可不の歌声にも張りが合って良いんですよね。

歌詞はけっこうなヤンデレですが、しかしこういう感情に共感できる方は多いのではないでしょうか。

だらだらゆらゆらCelery

だらだらゆらゆら – Celery feat.初音ミク
だらだらゆらゆらCelery

同じメロディーラインをたどっていくことで堂々巡りする心情を表現している作品です。

ボカロP、Celeryさんによる楽曲で、2023年6月に公開されました。

シンプルな構成のサウンドに本音を乗せている感じは、まるで主人公の独白を聞いているかのよう。

「今は何も考えたくない……」そういう気分に合うと思います。

アウトロにかけての展開にも引き込まれる、センスの素晴らしいボカロ曲です。

10代の方ならとくに共感できるのでは。