【刺さる】ボカロの病みソング特集
ネット上で公開されているたくさんのボカロ曲。
感情や風景、季節、イベントなどをテーマに、新たな楽曲がどんどん生み出されていますよね。
そしてその中には「病みソング」と呼ばれる作品も数多くあります。
そういう音楽のことを好きな方、けっこう多いんじゃないでしょうか。
気持ちに寄り添ってほしいときに聴いたり、とにかく深く深く考え込みたいときに流したり。
ということでこの記事では、ボカロの病みソングをたっぷりと紹介していきます!
ボカロシーンの深みある世界をのぞいてみましょう!
【刺さる】ボカロの病みソング特集(321〜330)
re-restartkyko

ローファイなギターサウンドにやられてしまいます。
ボカロP、kykoさんの楽曲で、2021年に公開されました。
とてもシンプルな音像で仕上げられているのですが、深みがすごいです。
ただただ過ごす日常、漠然とした不安、ふとしたときに感じる寂しさ……そういうものが表現された歌詞にはついつい共感してしまいます。
何をするでもなく、自分の部屋でボーッとしているときに聴くと、とくに染みるかも。
オルタナティブロックが好きな人にもオススメです。
盲目の怪物ひらぎ

独特な世界観に没頭してしまう、ひらぎさんによる楽曲『盲目の怪物』をご紹介します。
2024年2月に公開された本作は、ボカコレ2024冬のルーキーで7位入賞を果たしました。
歌詞では自己否定や社会への嫌悪など、内面の葛藤が描かれています。
メロディーはリズミカルながらメランコリックな雰囲気があり、初音ミクの透明感のある歌声によってさらに魅力がアップ。
心の奥底が煮えたぎっているようなメッセージ性が、つらい日々にも寄り添ってくれそうですね。
退廃的ですが心を射抜くボカロ作品と言えます。
エルヴァイオレット廉

じりじりとしたビートに意識が持っていかれる、荘厳なボカロ曲です。
『ダウナーウィッチ』『レーヴの落日』の作者でもあるボカロP、廉さんの楽曲で、2023年4月にリリースされました。
ゆったりとしたテンポですがバラードナンバーとは違い、常に緊張感がただよっているような仕上がり。
愛する人への思いがつづられた歌詞はどこか狂気的で、しかしその美しい言葉たち、世界観につい聴き入ってしまうんです。
ブレスを取り入れたアレンジも秀逸。
グリーディン柊キライ

殿堂入り曲を多く手掛けている柊キライさん。
彼の2ndアルバムから『グリーディン』を紹介します。
こちらは、なんとも独創的な世界観を描いた曲で、人間に優劣などないというメッセージが込められているそうです。
そんな本作は、タイトルのフレーズを繰り返す歌詞が印象的で耳に残ります。
ちなみに「グリーディン」は、あいさつを表す「Greeting」とも、強欲を表す英語「Greed」をベースにしたオリジナルの言葉ともとれます。
添い遂げたアンドロイドへもふ@

キレイな歌声に聴き惚れてしまいます。
ロボットの男の子と、人間の女の子との恋の曲です。
心のないロボットの男の子が少しずつ感情を覚えていき、最後に人間の女の子が寿命で死んでしまったときに涙が出るというストーリーです。
BLINDNESSjohn

逆衝動Pの名でも知られるjohnさん。
彼がリリースしたアルバム『EXIT TUNES PRESENTS Supernova』に収録されているのが『BLINDNESS』です。
こちらはハイテンポなサウンドに、初音ミクのハイトーンボイスを合わせた1曲。
リズミカルで聴き心地がよい作品ですが、その歌詞は生きづらい世の中を描くハードな内容に仕上がっています。
その苦しく悲しい歌詞は、聴けば聴くほど奥深さを感じられます。
神も救わぬ魂より、神にも成し得ぬ復讐をしとお

サウンドだけでも壮大なストーリーが見えてくる作品です。
『404:虚像』『一ツ眼リッパー殺人事件』などを手がけたボカロP、しとおさんによる楽曲で、2023年3月に発表。
YouTubeで公開されているボイスドラマ『全知無能の神に代わって』のテーマソングとして書き下ろされました。
荘厳な曲調と意味深な歌詞がぴたりとハマっていますね。
もちろん曲単体でも素晴らしいですが、ぜひボイスドラマも合わせて。
登場人物たちの関係性を思い描いて聴くと、世界観への理解がより深まります。





