【刺さる】ボカロの病みソング特集
ネット上で公開されているたくさんのボカロ曲。
感情や風景、季節、イベントなどをテーマに、新たな楽曲がどんどん生み出されていますよね。
そしてその中には「病みソング」と呼ばれる作品も数多くあります。
そういう音楽のことを好きな方、けっこう多いんじゃないでしょうか。
気持ちに寄り添ってほしいときに聴いたり、とにかく深く深く考え込みたいときに流したり。
ということでこの記事では、ボカロの病みソングをたっぷりと紹介していきます!
ボカロシーンの深みある世界をのぞいてみましょう!
【刺さる】ボカロの病みソング特集(331〜340)
you complete me立椅子かんな

相手に抱いた恋とも愛とも違う感情についてがつづられた、哲学的な作品です。
ボカロP、立椅子かんなさんの作品で2020年に公開されました。
幻想的でありながらスタイリッシュな音像が鼓膜を揺さぶります。
派手、カラフル、といった感想よりも「艶やか」という言葉が似合う雰囲気です。
flowerの絞り出すような歌い方もまた、曲調とマッチしています。
恋人との関係性に思い悩んだり、好きな人に対して「本当に好きなのか?」という疑問が浮かんでいるときに聴けばとくに刺さるかもしれません。
デスロウ鬱P

新しい考え方を受け入れられない人に向けられたメッセージソングです。
メタルとボカロを融合させた音楽性が支持されているボカロP、鬱Pさんの作品で2020年に公開されました。
ということでメタルを基調にした曲なのですが、しかしEDMなどさまざまな音楽要素が取り入れられており「新しい」と思ってしまいます。
キャッチーなんですよね、とても。
「メタル」に怖いイメージを持っている方が聴けば、イメージが変わるかもしれません。
リデッドストックユギカ

唯一無二の調声技術を武器に活躍しているユギカさん。
彼が手がけた『リデッドストック』は、なんともダークな作品に仕上がっています。
本作はひずむような重低音のサウンドが特徴で、それにのせて自身の無力感に打ちのめされている主人公の心境を歌っています。
心の中であれやこれやと考えて落ち込んでいく過程がリアルに描かれていますよ。
聴けば誰しも共感してしまうはずです。
スタイリッシュさや、クールさを兼ね備えているので、聴けば爽快感も得られるでしょう。
言わなければよかった。いぶすき

あなたにもそういう後悔あるんじゃないでしょうか。
ボカロP、いぶすきさんによる楽曲で、2021年に公開。
田口淳之介さんとボカロPたちがコラボするプロジェクト、その中の1曲です。
アンニュイな雰囲気ただよう4つ打ちで、ピアノの音色が切なく響きます。
そして、口に出してしまった一言への、悔やんでも悔やみきれない思い……歌詞につづられた主人公の気持ちを考えると、こちらまで胸が痛みますね。
最近失恋してしまった、という人が聴けば涙が止まらなくなるかも。
【刺さる】ボカロの病みソング特集(341〜350)
Better Off WorseCircus-P

明るいものではなく、影のある曲に興味をひかれる方は多いと思います。
クリエイターはそれを理解した上で、あえて暗い雰囲気の作品を作り続けて……その果てにはいったい何があるのでしょうか。
『Crystalline』などでも知られている海外ボカロP勢の1人、CircusPさんによる楽曲で、2023年5月にリリースされました。
緊張感と迫力のあるダンスチューンです。
とくに、歌とサウンドで畳みかけてくるサビは圧巻。
そして皮肉的かつ鋭利なメッセージ性が心に刺さります。
フレイラヴィランゼユギカ

重低音をベースにした病みソングっていいですよね。
クールさやカッコよさも感じられたりします。
ということで紹介しておきたいのが『フレイラヴィランゼ』です。
こちらはユギカさんがボカコレ2023夏のTOP100のために制作した楽曲。
重低音のサウンドに、鳴花ミコトの低音ボイスを合わせる構成に仕上がっていますよ。
また、ネガティブな感情を描く歌詞や、激しく動くアニメーションのMVにも注目です。
他にはない世界観を感じてみてください。
獅子と虎Misumi

うごめくようなベースラインにドキドキする、ダークなエレクトリックダンスナンバーです。
『オルターエゴ』のヒットでも知られるボカロP、Misumiさんによる楽曲で、2023年3月にリリースされました。
曲全体通して重めで怪しげなサウンド。
そこに歌愛ユキの子供っぽい歌声を合わせていて、世界観がより不気味な感じに。
そして後半、テンポアップしていくアレンジが歌詞の内容を体現しています。
ボリュームを上げて『獅子と虎』ワールドにひたっていってください。