【刺さる】ボカロの病みソング特集
ネット上で公開されているたくさんのボカロ曲。
感情や風景、季節、イベントなどをテーマに、新たな楽曲がどんどん生み出されていますよね。
そしてその中には「病みソング」と呼ばれる作品も数多くあります。
そういう音楽のことを好きな方、けっこう多いんじゃないでしょうか。
気持ちに寄り添ってほしいときに聴いたり、とにかく深く深く考え込みたいときに流したり。
ということでこの記事では、ボカロの病みソングをたっぷりと紹介していきます!
ボカロシーンの深みある世界をのぞいてみましょう!
【刺さる】ボカロの病みソング特集(301〜320)
グリーディン柊キライ

殿堂入り曲を多く手掛けている柊キライさん。
彼の2ndアルバムから『グリーディン』を紹介します。
こちらは、なんとも独創的な世界観を描いた曲で、人間に優劣などないというメッセージが込められているそうです。
そんな本作は、タイトルのフレーズを繰り返す歌詞が印象的で耳に残ります。
ちなみに「グリーディン」は、あいさつを表す「Greeting」とも、強欲を表す英語「Greed」をベースにしたオリジナルの言葉ともとれます。
リビングデッドバンデッドすぴぃちゃん

ヤンデレ感の漂う社会派ゾンビパニックメタル。
すぴぃちゃんさんによる作品で、2024年2月にリリースされました。
ハイスピードな展開に可不のクールなボーカル、リズミカルな演奏とが融合し、非常に中毒性の高い仕上がり。
またシャウトパートもあって、その破壊力にもやられてしまいます。
さまざまなジャンルのゲーム画面をモチーフにしたMVも魅力的。
新しいボカロジャンルに触れたい人にオススメの1曲です。
クレイぬゆり

もしかしたら、創作をしている方にとくに刺さるかもしれません。
音楽プロげ区とLanndo名義でも活動している人気ボカロP、ぬゆりさんによる作品で、2022年にリリースされました。
どこか影のあるバンドサウンドを主軸に展開していく、スタイリッシュなボカロ曲です。
心の内を独白していくような歌詞は共感性の高い仕上がり。
「諦めきれない思い」を抱えているならわかるはずです。
リフレインするピアノフレーズとノイジーなギターソロ、その対比がかっこいい間奏パートは必聴ですよ!
BLINDNESSjohn

逆衝動Pの名でも知られるjohnさん。
彼がリリースしたアルバム『EXIT TUNES PRESENTS Supernova』に収録されているのが『BLINDNESS』です。
こちらはハイテンポなサウンドに、初音ミクのハイトーンボイスを合わせた1曲。
リズミカルで聴き心地がよい作品ですが、その歌詞は生きづらい世の中を描くハードな内容に仕上がっています。
その苦しく悲しい歌詞は、聴けば聴くほど奥深さを感じられます。
神も救わぬ魂より、神にも成し得ぬ復讐をしとお

サウンドだけでも壮大なストーリーが見えてくる作品です。
『404:虚像』『一ツ眼リッパー殺人事件』などを手がけたボカロP、しとおさんによる楽曲で、2023年3月に発表。
YouTubeで公開されているボイスドラマ『全知無能の神に代わって』のテーマソングとして書き下ろされました。
荘厳な曲調と意味深な歌詞がぴたりとハマっていますね。
もちろん曲単体でも素晴らしいですが、ぜひボイスドラマも合わせて。
登場人物たちの関係性を思い描いて聴くと、世界観への理解がより深まります。