【最新】洋楽ヒップホップのトレンド【2025】
欧米のチャートをチェックしている方であれば周知の事実ですが、ヒップホップはもはや最もメジャーな音楽ジャンルとして認知されています。
細かいサブジャンルもありますし、地域性も色濃く出ることも興味深いのですが、興味はあるけど評価が定着している過去の名盤はともかく最新のヒップホップはどこから手を付けていけばいいのか……と悩まれている方もいらっしゃるはず。
そんな方々に向けてこちらの記事では最新のヒップホップのトレンドをご紹介！
米英を中心としたヒップホップの「今」を知りたい方、ぜひチェックしてみてください。
【最新】洋楽ヒップホップのトレンド【2025】（821〜840）
MinkQuavo
アトランタを拠点に活動するQuavoさんが2024年6月にリリースした楽曲は、贅沢で派手なライフスタイルを描写した作品。
高価なミンクコートや、ストリートでの生き様を誇示する歌詞は、Quavoさんの自信と決意を表現しています。
豪華な生活とストリートの現実との間のバランスが描かれ、成功と生存のための策略が綴られていますね。
重厚なビートとエネルギッシュなパフォーマンスは、ジムでのトレーニングなどにもピッタリ。
本作は、Quality Control MusicおよびMotown Recordsからのリリースで、Quavoさんの次期ソロアルバムに先行して公開されました。
華やかさと危険が共存する世界観は、彼のアルバム『Rocket Power』の中でも印象的な一曲となっています。
TenderQuavo
ヒップホップシーンに衝撃を与えたクアボさんの新曲は、2024年4月にYouTubeでリリースされたディス曲。
クリス・ブラウンさんとの個人的な軋轢から生まれた本作は、2010年代後半を彷彿とさせるフロウと波打つビートが特徴的。
洗練されたラップスキルで恋愛トラブルや信頼性の問題を巧みに表現し、相手を直接非難せず自身の見解をリリックに織り交ぜる手法は、クアボさんの音楽的才能と成熟度を示しています。
キャッチーなビートと流れるようなラップは、ヒップホップの「今」を知りたい方必聴の一曲ですね。
Potato LoadedQuavo, Destroy Lonely
トラップビートと木管楽器のサンプリングが印象的なクエイボさんとデストロイ・ロンリーさんのコラボ曲。
物質的な豊かさを得た者の余裕と自信をたたえるラップは、現代社会における成功のあり方を浮き彫りにしています。
特にデストロイ・ロンリーさんは、有名クルー所属のI-20さんの息子という背景も。
本作は2024年3月にリリースされ、ミュージックビデオでは貨物エレベーター内でのパーティーという斬新な設定も話題に。
ヒップホップの「今」を知りたい方、自信に満ちたフローを楽しみたい方にぜひおすすめの一曲ですよ。
Stand TallRapsody
ノースカロライナ出身のラッパー、Rapsodyさんの新曲は、自己受容と内なる強さをテーマにした力強い一曲。
個人的な経験や社会的プレッシャーと向き合う姿勢が印象的で、リスナーの心に響くメッセージが込められています。
本作は、2024年5月17日にリリース予定のアルバム『Please Don’t Cry』の先行シングルとして発表され、約5分間のビデオも付属。
友人でもある女優のサナー・ラサンさんとの対話シーンが収録されており、Rapsodyさんの新たな一面を垣間見ることができます。
自己と向き合い、困難を乗り越える勇気を持つことの大切さを伝える本作は、内省的な時間を過ごしたい方にぴったりな一曲です。
LoopingRiTchie
2024年4月に発表された本作は、RiTchieさんのソロプロジェクトとしての新たな一面を垣間見せる楽曲です。
ノスタルジックでメロディアスなサウンドに乗せて、音楽シーンの表層的な部分を鋭く風刺する歌詞が印象的。
By Stormに所属するRiTchieさんは、かつてInjury Reserveのメンバーとして活動していましたが、今回のソロ作品では自身の音楽性をより深く掘り下げています。
本作は、彼の今後のキャリアを占う上でも重要な位置づけとなりそうですね。
音楽好きの皆さん、ぜひチェックしてみてください。