【ベートーヴェン】名曲、代表曲をピックアップ!
古典派からロマン派への橋渡しとして、革新的な音楽を作りあげ後世に大きな影響を残した、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン。
彼の音楽は情熱的でありながら美しい旋律も多く、物事を突き詰めていくような本質的な深さも感じられます。
『運命』や『エリーゼのために』など、誰もが一度は聴いたことがある名曲も多く存在しますね。
本記事では、そんなベートーヴェンの名曲、代表曲をピックアップしました。
偉大な音楽家の一人によるベートーヴェンの音楽に、ぜひ浸ってみてはいかがでしょうか?
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【ベートーヴェン】名曲、代表曲をピックアップ!(141〜160)
ピアノソナタ第14番Ludwig van Beethoven

ベートーベンが30歳の時に作曲した作品です。
「月光ソナタ」という愛称をもつこの曲は、穏やかな伴奏に乗せたメロディが大変繊細で寂しげです。
「楽譜には弱音ペダルを踏んだ状態で」と書かれているようにとても静かな曲なので、ぜひチェックしてみてください。
ピアノソナタ第14番「月光」第1楽章Ludwig van Beethoven

ドイツ出身のルードヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン作曲の『ピアノソナタ第14番「月光」第1楽章』は「月光ソナタ」という愛称で親しまれてきました。
この楽曲は難聴や持病があったベートヴェンが、恋心を抱いていた伯爵令嬢グイチャルディに献呈されたと言われています。
全4楽章からなるうちの第1楽章は、重く緩やかな表情を見せており、楽章が進みフィナーレに近づくにつれ、より重みのある均衡の取れたベートーヴェンらしい端正な作りに仕上げられています。
ピアノソナタ第15番 Op.28「田園」第2楽章Ludwig van Beethoven

ベートーヴェンの有名な作品『ピアノソナタ第15番 Op.28「田園」第2楽章』。
今回、紹介している作品のなかでは特に難易度が高く、中級には収まるものの、中級の上位に位置する作品です。
具体的な難易度としては『別れの曲』を演奏できるなら、本作にも問題なく取り組めるといったところでしょうか。
特に管楽器の持続低音を表現した伴奏はそれなりの持久力が求められます。
田舎の情景を連想させる美しい旋律は発表会などで非常に聴き映えするので、ぜひ取り組んでみてください。
ピアノソナタ第17番「テンペスト」Ludwig van Beethoven

「テンペスト」の名で知られていますが、この通称は弟子のシンドラーがこの曲の解釈を尋ねた時、ベートーヴェンが「シェイクスピアの『テンペスト』を読め」と答えたこと由来しているそうです。
テンポや強弱の急激な変化や朗詠調のレチタティーヴォなど、まるで朗読を聞いているような大胆な楽想が特徴的な第1楽章。
叙情的で穏やかなアダージョである第2楽章。
騎馬の足音から思いついたと言われる、持続的な16分音符が内なる情熱をはらみながら全編を疾走する第3楽章。
重々しくもドラマチックで、旋律が美しい魅力的な1曲です。
ピアノソナタ第23番「熱情」第3楽章Ludwig van Beethoven

数ある彼のピアノ曲の中で、最も激しい曲の1つとされている『熱情』。
友人である宮殿の主ブルンスヴィク伯爵の妹、ヨゼフィーネにピアノを教えていたベートーヴェンは彼女に恋をしますが、平民と貴族という「身分の差」をこえられず、結局2人が結ばれることはありませんでした。
「熱情」は、そんなかなわぬ恋の苦しみの中で書かれたといいます。
大胆に目まぐるしく変わる強弱、旋律を打ち破るような強烈な和音の響きなどによって、ベートーヴェンの心に秘めた激しい思いが感じ取れます。