【最新】洋楽ヒップホップのトレンド【2025】
欧米のチャートをチェックしている方であれば周知の事実ですが、ヒップホップはもはや最もメジャーな音楽ジャンルとして認知されています。
細かいサブジャンルもありますし、地域性も色濃く出ることも興味深いのですが、興味はあるけど評価が定着している過去の名盤はともかく最新のヒップホップはどこから手を付けていけばいいのか……と悩まれている方もいらっしゃるはず。
そんな方々に向けてこちらの記事では最新のヒップホップのトレンドをご紹介!
米英を中心としたヒップホップの「今」を知りたい方、ぜひチェックしてみてください。
【最新】洋楽ヒップホップのトレンド【2025】(841〜860)
Fuck NiggasYoungboy Never Broke Again

ルイジアナ州バトンルージュ出身のヤングボーイ・ネヴァー・ブローク・アゲインさんは、サザンラップやトラップを操る才能豊かなラッパーです。
2017年8月にリリースされた本作は、若くして成功を収めた彼の自信と強い意志を表現しています。
17歳で莫大な富を手にし、高価な宝石やファッションで金銭的繁栄を示す様子が描かれていますね。
アルバム『AI YoungBoy』に収録されたこの曲は、厳しい環境で生きる人々に向けた「ゲットーの福音」とも言えるでしょう。
社会の規範に従わない決意を示す自慢の歌として機能しており、ヒップホップの今を知りたい方には注目すべき一曲ですよ。
NEXTYoungboy Never Broke Again

ヒット曲を量産しているヤングボーイ・ネヴァー・ブローク・アゲインさん。
彼のカムバック曲ともいえるのが『NEXT』です。
というのも彼は近年、温かいメッセージを込めた曲を手掛けていました。
しかしこの曲は、キャリア初期のような荒々しいスタイルに仕上げているんです。
リリックを知ると、ヤングボーイ・ネヴァー・ブローク・アゲインさんの考え方の変化が感じられます。
またこれまでの作品を通して聴けば、より世界観に没頭できるでしょう。
DBZ ft. Method Man & Denzel Curry (prod by Madlib)Your Old Droog

ウクライナ出身のラッパー、ユア・オールド・ドルーグさんによる2024年4月リリースの楽曲が話題を呼んでいます。
ウータン・クランのメソッド・マンさん、デンゼル・カリーさんを迎え、マッドリブさんのプロデュースによるジャズラップ調のビートの上で3人がそれぞれ力強いラップを披露。
日本のアニメからインスピレーションを受けた戦闘的なテーマのもと、ドルーグさんは自身のアイデンティティや成功への渇望を、カリーさんは日本の武士道の観点から挑戦的な姿勢を表現。
90年代ヒップホップを感じさせるオーセンティックなサウンドに乗せた3人のリリカルなやり取りは圧巻です。
本作はヒップホップファン必聴の注目曲と言えるでしょう。
I Think I Love HerYour Old Droog

90年代のブームバップを彷彿とさせるクラシカルな音に乗せて、恋愛に揺れ動く感情をユニークなリリックで表現した珠玉の1曲。
ウクライナ出身でブルックリンを拠点に活動するユア・オールド・ドルーグさんが、2024年6月にリリースしたアルバム『Movie』に収録した本作は、彼の音楽的成長と深い感性が存分に発揮された内容に。
特有の語り口でつづる歌詞からは、愛する女性への複雑な思いがひしひしと伝わってきます。
恋に悩む全ての人に、ぜひ聴いてほしい名曲ですね。
MozzarellaYung Gravy ft. Lil Keed

ヒップホップシーンを席巻するヤング・グレイビーさんが、リル・キードさんをフィーチャーした新曲をドロップしました。
本作は、ユーモアと風刺を交えた歌詞で、まさに彼らしい作品に仕上がっています。
2024年1月12日にリリースされたこの楽曲は、ヤング・グレイビーさんの既存の作品にもみられる独特のスタイルが前面に出ており、リスナーを魅了します。
ヤング・グレイビーさんは1996年3月19日生まれ、ミネソタ州ロチェスター出身。
大学在学中の2016年に音楽キャリアをスタートさせ、SoundCloudで楽曲をアップロードし始めたことでも知られています。
本作は、自信に満ちたライフスタイルを祝福する内容となっており、リスナーに自分自身への信頼と人生を楽しむ姿勢の大切さを伝えています。