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【ベートーヴェン】名曲、代表曲をピックアップ!

古典派からロマン派への橋渡しとして、革新的な音楽を作りあげ後世に大きな影響を残した、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン。

彼の音楽は情熱的でありながら美しい旋律も多く、物事を突き詰めていくような本質的な深さも感じられます。

『運命』や『エリーゼのために』など、誰もが一度は聴いたことがある名曲も多く存在しますね。

本記事では、そんなベートーヴェンの名曲、代表曲をピックアップしました。

偉大な音楽家の一人によるベートーヴェンの音楽に、ぜひ浸ってみてはいかがでしょうか?

【ベートーヴェン】名曲、代表曲をピックアップ!(151〜160)

ピアノソナタ第14番嬰ハ短調 Op.27-2 「月光」Ludwig van Beethoven

誰もが「月光」のイメージを持つこの曲ですが、ベートーベン自身はこの曲に「幻想曲風ソナタ」というタイトルを付けています。

「月光」という呼び名が定着したのにはいくつかの説がありますが、音楽評論家として大きな影響力を持っていたドイツの詩人レルシュタープがこの曲の1楽章を聞き、「スイスのルツェルン湖の月光の波に揺らぐ小舟のよう」と例えた言葉が広まったためとされています。

切なく美しい1楽章、可愛らしい旋律の2楽章、激しく疾走感に満ちた3楽章とさまざまな表情を楽しめる1曲です。

ピアノソナタ第15番 Op.28「田園」第2楽章Ludwig van Beethoven

ピアノ・ソナタ第15番「田園」Op.28 第2楽章(ベートーヴェン) 岡田将ピアノ・アーカイブ Vol.8 Masaru Okada Piano Archives Vol.8
ピアノソナタ第15番 Op.28「田園」第2楽章Ludwig van Beethoven

ベートーヴェンの有名な作品『ピアノソナタ第15番 Op.28「田園」第2楽章』。

今回、紹介している作品のなかでは特に難易度が高く、中級には収まるものの、中級の上位に位置する作品です。

具体的な難易度としては『別れの曲』を演奏できるなら、本作にも問題なく取り組めるといったところでしょうか。

特に管楽器の持続低音を表現した伴奏はそれなりの持久力が求められます。

田舎の情景を連想させる美しい旋律は発表会などで非常に聴き映えするので、ぜひ取り組んでみてください。

ピアノソナタ第17番「テンペスト」Ludwig van Beethoven

Beethoven | Piano Sonata No. 17 in D minor, “The Tempest” | Daniel Barenboim
ピアノソナタ第17番「テンペスト」Ludwig van Beethoven

「テンペスト」の名で知られていますが、この通称は弟子のシンドラーがこの曲の解釈を尋ねた時、ベートーヴェンが「シェイクスピアの『テンペスト』を読め」と答えたこと由来しているそうです。

テンポや強弱の急激な変化や朗詠調のレチタティーヴォなど、まるで朗読を聞いているような大胆な楽想が特徴的な第1楽章。

叙情的で穏やかなアダージョである第2楽章。

騎馬の足音から思いついたと言われる、持続的な16分音符が内なる情熱をはらみながら全編を疾走する第3楽章。

重々しくもドラマチックで、旋律が美しい魅力的な1曲です。

ピアノソナタ第23番「熱情」第3楽章Ludwig van Beethoven

Lang Lang plays Beethoven’s Sonata Appassionata Op. 57 No. 23 3rd Movement
ピアノソナタ第23番「熱情」第3楽章Ludwig van Beethoven

数ある彼のピアノ曲の中で、最も激しい曲の1つとされている『熱情』。

友人である宮殿の主ブルンスヴィク伯爵の妹、ヨゼフィーネにピアノを教えていたベートーヴェンは彼女に恋をしますが、平民と貴族という「身分の差」をこえられず、結局2人が結ばれることはありませんでした。

「熱情」は、そんなかなわぬ恋の苦しみの中で書かれたといいます。

大胆に目まぐるしく変わる強弱、旋律を打ち破るような強烈な和音の響きなどによって、ベートーヴェンの心に秘めた激しい思いが感じ取れます。

ピアノソナタ第30番ホ長調Ludwig van Beethoven

ベートーヴェン: ピアノ・ソナタ 第30番 ホ長調,Op.109 Pf.フレディ・ケンプ:Kempf,Freddy
ピアノソナタ第30番ホ長調Ludwig van Beethoven

クラシック音楽の巨匠、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンの後期ピアノ作品の一つが本作です。

1820年に作曲されたこの曲は、ベートーヴェンが聴力を失いつつある中で生み出された傑作です。

3つの楽章から成り、特に最終楽章では彼の内面的な思考と感情が音楽を通じて語りかけるような深い情感が込められています。

複雑な和声と内省的な美しさが特徴的で、ピアニストの解釈によってさまざまな表現が可能な作品です。

クラシック音楽の深い感動を味わいたい方や、ピアノの技巧的な面白さを探求したい方におすすめの一曲です。

ピアノソナタ第8番 ハ短調 Op.13-2「悲愴」第二楽章Ludwig van Beethoven

ベートーヴェン – ピアノソナタ8番「悲愴」第二楽章 – Beethoven – Pathetique Piano Sonata No.8 Op.13-2 – CANACANA
ピアノソナタ第8番 ハ短調 Op.13-2「悲愴」第二楽章Ludwig van Beethoven

ベートーヴェンの初期のピアノソナタで特に人気を集める作品、『ピアノソナタ第8番 ハ短調 Op.13-2「悲愴」第二楽章』。

この作品の難易度は中級程度で、うまい初心者なら取り組めるといったところです。

この作品は弦楽四重奏のような4声の形を取っているため、それぞれのパートのバランスを考える必要があります。

主役はあくまでもソプラノなので、右手と左手のバランスを常に意識しながら練習しましょう。

また、第3楽章を練習してから第2楽章に取り組むのもオススメです。

【ベートーヴェン】名曲、代表曲をピックアップ!(161〜170)

ピアノ・ソナタ 第8番「悲愴」 ハ短調Ludwig van Beethoven

ベートーヴェン/ピアノ・ソナタ 第8番 ハ短調「悲愴」 第1楽章,Op.13
ピアノ・ソナタ 第8番「悲愴」 ハ短調Ludwig van Beethoven

ピアノソナタ第8番 ハ短調「悲愴」は、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンが作曲したピアノソナタです。

ピアノソナタの中で初めて高い評価と人気を勝ち得た作品と言われています。

ピアニストとしてだけでなく作曲家としてのベートーヴェンの名声を高めるきっかけの一つとなった作品です。