【高齢者向け】座ったまま楽しめる簡単なレクリエーション
体を大きく動かすことが難しい高齢者の方でも、椅子に座ったまま楽しめるレクリエーションなら参加しやすいかもしれませんね。
実は、簡単なルールで盛り上がるゲームがたくさんあるんですよ。
身近な材料で楽しむものや、脳トレ要素も含まれたものなど、工夫次第で誰もが笑顔になれるゲームをご紹介します。
手先を使ったり頭を働かせたりすることは、楽しみながら健康づくりにもつながります。
仲間と一緒に取り組むことでコミュニケーションが生まれ、生きがいにもなりますね。
座ったままできる簡単ゲームで楽しい時間をお過ごしください。
座ってできる体操・運動(1〜10)
お昼の15分体操

高齢者施設ではお昼に、体操を日課として取り入れているとこもあるのではないでしょうか?
毎日体操をおこなっていると「いつも同じような体操になってしまう」といったことも。
そこで、座ってできる体操をご紹介します。
足と手の肘を付けたり、椅子からお尻を持ち上げたりと体を動かしていきましょう。
椅子に座りながら、手や腕はもちろん体全体を動かす運動ができますよ。
長時間の体操は高齢者の方も疲れてしまいますので、15分ぐらいの体操なら取り組めそうですね。
休憩もはさみながらチャレンジしてみてくださいね。
春の歌体操

『春の小川』や『さくらさくら』などの歌をきくと、ぽかぽかと暖かな陽気の春が思い浮かびます。
そんな春の歌に合わせて体操をしてみましょう。
歌をうたいながら手を打ったり、足を持ち上げたりしていきますよ。
童謡は高齢者の方にもなじみがある歌も多いのではないでしょうか?
自分の知っている歌の歌詞を、思い出して歌うことも、脳の運動になるといわれていますよ。
足を動かすことが難しい高齢者の方は、手の振りだけでも大丈夫です。
できる範囲で取り組んでみてくださいね。
ゴムゴムキックボーリング

新聞紙のボールと足をゴムでつないで、それを蹴って前にある牛乳パックのピンを倒すことを目指すというゲームです。
ボールを蹴りやすい位置に持ってこられるのか、うまく蹴る力を伝えられるのかなど、足の細かいコントロールが試されますね。
一発でより多くのピンが倒せるように集中して蹴るのか、何度も蹴っていくスピード感を重視するのかという点で、やり方の個性も見えてきそうですね。
ゴムの長さやボールの大きさを変えると、難易度の調整も可能なので、さまざまなパターンで挑戦してもらいましょう。
365歩のマーチのリズム体操

水前寺清子さんの楽曲『365歩のマーチ』のリズムに合わせて、ボールを動かしていく体操です。
リズムがわかりやすい曲なので、そこを意識して体をしっかりと動かしてもらいましょう。
前に向かって進んでいく曲の世界観に合わせて、ボールを足で動かすことに注目した体操ですね。
足踏みの動きもしっかりと取り入れて、足を持ち上げる力や、ひざの関節をなめらかに動かすことを目指していきましょう。
ボールを使うことで、力を入れる部分がわかりやすいところも注目したいポイントですね。
座ってできる体操・運動(11〜20)
ウォーキング体操

その場で大きく足踏みをするような動きで下半身の動きに意識を向けてもらいましょう。
軽い負荷でしっかりときたえられるように、椅子に座っておこなうのが大切なポイントですね。
いきなり足踏みの体操にうつるのではなく、足を持ち上げて引き寄せる運動、股関節を回す運動などで足をほぐすことからスタートしましょう。
しっかりと背筋をのばして腕も大きく動かすなど、足踏みをおこなう際の姿勢や足以外の動きも大切ですね。
動きのリズムにも意識を向けながら、呼吸も整えつつ進めていきましょう。
歌に合わせてタッチ

手拍子と体の一部にタッチする動きを、歌に合わせて交互におこなってもらう運動です。
どの部分にタッチするかの指示を直前に出すことで、次の動きを考えるために脳がしっかりと活性化しますね。
また手拍子の位置から遠い場所を指示すれば、体の動きへもしっかりと意識が向けられるのではないでしょうか。
体のすばやい動きを意識して曲のテンポを徐々に上げていくのもいいですし、片手を使うのか両手でタッチするのかの組み合わせを複雑にしても、より脳トレの効果が高まりますよ。
毎日取り組める 両手足の運動

健康のための体操は続けることが何よりも大切です。
準備が必要な体操だと面倒に感じて、続かない場合もあるかもしれませんね。
そんなときにオススメなのが、座ってできる健康体操です。
日常の空いた時間に取り入れたりと、気軽に取り組めることが注目のポイントです。
両足を前に出したり、かかとをあげるというシンプルな動きですが、力を意識して行えば効果がしっかりと実感できます。
座ってリラックスした状態から、力を入れていくというギャップで、筋肉の動きを意識しましょう。