【高齢者向け】座ったまま楽しめる簡単なレクリエーション
体を大きく動かすことが難しい高齢者の方でも、椅子に座ったまま楽しめるレクリエーションなら参加しやすいかもしれませんね。
実は、簡単なルールで盛り上がるゲームがたくさんあるんですよ。
身近な材料で楽しむものや、脳トレ要素も含まれたものなど、工夫次第で誰もが笑顔になれるゲームをご紹介します。
手先を使ったり頭を働かせたりすることは、楽しみながら健康づくりにもつながります。
仲間と一緒に取り組むことでコミュニケーションが生まれ、生きがいにもなりますね。
座ったままできる簡単ゲームで楽しい時間をお過ごしください。
指先訓練・細かい作業ゲーム(11〜20)
のびのびセッティング!

目の前にラップの芯などの棒を立てて、そこに輪ゴムを伸ばしてはめていくだけのシンプルなゲームです。
制限時間内に、棒を倒さずにどれだけ輪ゴムがはめられたかを競う内容で、繊細な手の動きが重要ですね。
棒の太さや軽さを変えると、輪ゴムをどこまで伸ばすのか、はめる際の勢いなども変わってくるので、この部分で難易度を調整しましょう。
輪ゴムを徐々に縮めてやさしく棒にはめるという動きによって、集中力や力の入れ方に意識を向けてもらえるゲームですね。
指先と協調性訓練グッズ

お箸を正確に細かく動かすことは日常生活でも重要な動作ではないでしょうか。
そんなお箸の動きをとおして、指先の細かい動きを鍛えていくリハビリグッズです。
まずは木製の板を用意、板の外周から内側の1センチに枠を作るように印を付け、取っ手がついたピンをさしていきます。
合計16個のピンを挿したら準備は完了で、そのピンに割りばしで輪ゴムをひっかけていきます。
カラフルな輪ゴムをピンに対して自由にひっかけていき、さまざまなデザインを作ってみましょう。
見本を参考にして、どのようにひっかければ再現できるかを考える内容でもおもしろそうですね。
ピカゴロレク

ピカゴロレクは、座ったまま楽しめる高齢者向けのレクリエーションです。
足腰が弱い方でも、腕を使って遊べるため、安心して参加できます。
このゲームは、お互いに指を使ってリズムを取り、掛け声とともに素早く反応することで競い合います。
盛り上がりを求めるなら、チーム対抗で挑戦してみるのも一つの方法です。
プレイする際は、2人1組になります。
お互いに片方の手を筒状にし、もう一方の手の人差し指を相手の筒に入れます。
掛け声「ピカピカ~ゴロゴロ~」のあとの、「ドカン」と言うタイミングで指を素早く引き抜いて、握られないように試みます。
フェイントをかけると、ゲームはより面白くなりますよ。
慣れたら、3人以上で輪になり遊べます。
このように、老人ホームやデイサービスなどで取り入れられるピカゴロレクは、楽しみながら運動できるので、高齢者のみなさんにはオススメですよ!
ぜひ試してみてくださいね。
洗濯ばさみの指先トレーニング

洗濯ばさみを使って、指先の力やつまむ動作を鍛えていく内容です。
大きなイラストをダンボールに貼り付け、そのイラストへ洗濯ばさみを髪の毛に見立てて取り付けていきます。
どのような髪の毛にしてあげるのかを考えつつ指先を動かせるのが楽しいポイントではないでしょうか。
イラストに洗濯ばさみを取り付けるだけでなく、洗濯ばさみどおしを接続する場合ははさむ位置などをしっかりと考える必要があるので、この部分で脳も働かせていきましょう。
洗濯ばさみといえば親指と人差し指で動かすイメージが強いかと思いますが、あえて違う指でも動かしてみると、指の力の均一なトレーニングも可能ですよ。
ピンポン球拾いゲーム

テーブルの上で手軽に楽しめる遊びが「ピンポン球拾いゲーム」です。
2人が向かい合って座り、テーブルの中央にピンポン玉を用意。
スプーンでピンポン玉をすくって自分の陣地へ運ぶゲームです。
ピンポン玉は球状で軽く、スプーンの上にのせるには不安定なため、バランス感覚が大切!
高齢者の方のバランス感覚を養うとともに、集中力アップにもつながりますよ。
スプーンに慣れてきたら、割り箸を使うなど、難易度を上げても盛り上がれるのではないでしょうか。